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中国ニュース

中露空軍の共同訓練

中国空軍ニュース:中露空軍の共同訓練
漢和防務評論20191113 (抄訳)
KDR平可夫モスクワ特電:
最近、モスクワの軍事アナリストは次のように述べた:米国がINF条約脱退を宣言し、アジアに新たな中・短距離ミサイルを配備すると述べたことは、モスクワにおおきな懸念をもたらした。このため、ロシアは、中国軍との戦略協力を強化しようとしている、と。消息筋は特に次のように強調した:中露協力のレベルは、当初から相当高い戦略レベルまで引き上げられた。これは、7月に2機のA-50空中早期警戒機、TU-95戦略爆撃機が東シナ海でH-6K戦略爆撃機と共同パトロールを行ったことの前提となった。韓国はロシアのA-50が防空識別圏に進入したことに抗議した。ロシアは否認した。KDRは次のように考える:今後は、類似の戦略的パトロールが日本の防空識別圏に進入する可能性がある、と。
KDRは、以前にロシア軍事工業界が第2グループのSU-35の対中輸出について6月から正式に交渉を開始する、と報道した。現在ロシアの官側はすでに承認している。したがって本誌は、類似の空軍協力が両国空軍の相互信頼を強化し、ロシアは喜んでSU-35を中国に提供するものと考える。これにより資金も獲得でき、ロシアは多くのSU-57を生産し本国部隊に装備することができる。
東京の多くの防衛消息筋はA-50とH-6Kが共同訓練を行ったことに驚いていた。KDRは次のように考える:A-50を出動させたということは、A-50とH-6K間に通信の共同訓練、指揮、管制支援訓練を行っているはずだ。これは相当高度な戦略的訓練である。NATO国家間、米国の同盟国間では、LINK-16データリンクを介して類似の訓練を行っている。中露間に通用するデータリンクは現在存在しない。したがってKDRは、第一段階として類似の空中演習では音声通信を利用したはずである。中国はSU-30MKK/MK2、SU-35を大量に装備しているので、両軍間の空中データリンクを整合させようと思えば、不可能ではない。しかしそのことは、両国関係が同盟国レベルまで向上させる必要がある。現在、この種の動きは見られない。双方は依然として両国関係を友好的戦略パートナー関係と見ている。


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