台湾の決定は正しい
平可夫氏Facebookより
日本及び韓国への旅行に対する警戒レベルを高めた台湾の決定は、正しい。
これは外交問題ではないが、国家安全に対する重大事態である。台湾の今回の決定は合理的である。データが証明している。私は決して新台湾派ではない。この点は皆知っている。したがって客観的に述べると次のようになる。国家安全の定義が根本的に変化した。生物、化学安全、ネットワーク安全、衛生安全が国家安全の一部を占めるようになった。大多数の国際問題学者はこの見方に賛同している。
安倍政権に重大な問題が提示された。
私が1月21日から書き始めた関連記事を見て欲しい。”武漢は封鎖できない”とする誤った判断だけでなく、予見できなかった。したがって私は2度謝罪した。中共に対する認識が依然不足していた。

日本はどこで間違ったのか？
1.　1月21日から政権全体の危機意識、手段、決断力が決定的に不足していた。韓国も同じである。なぜ中国人を入国させたのか？
なぜクルーズ船を入港させたのか？
最初の症例が発生した時、私は即刻オリンピックを考えた。なぜ安倍内閣はこのような意識を持たなかったのか？
2.　安倍個人の能力が低下している。なぜ国会はこの点を追求しないのか？観桜会問題などでいたずらに時間を浪費している。
日本の政治家の水準は一般的に低い。今回、このような印象を受けた。私は毎日見ている。ひょっとして多くの日本人は、このことを知らないのではないか？
1950年代生まれの日本の政治家は、神武景気の後、動物園で草を食みながら成長した。衣食に不自由しなかった。しかし我々は、深山野嶺で飢えていた。自分で食べるものを獲得する必要があった。我々とは決断力、判断力が根本的に異なるのである。
日本には革命が必要だ。
3.　病状の認識が完全に不足している。1月20日以後の日本のテレビで放映された専門家の多数意見は、判断が間違っている。問題の重大性を過小評価している。この点は、WHOと中国政府の説明が日本を誤導した。
4.
私は最初から問題の重大性を認識していた。なぜか？
A.　1月20日、ネットユーザー、ユーチューブや武漢の友人によると、すでに手の施しようがなかった。病院は軍が管理を開始した。私は武漢の病院の研究を開始した。累計16198の病床がある（大病院のみ）。私の母親は病院で仕事をし、私は病院で育った。当然、病床に対する普通の知識は持っている。
彼らの病棟は次のように分かれている：普通病棟は、3,4,6人部屋である。

伝染病等の隔離病棟は、一人ひと部屋である。
加護病棟：重病人は一人ひと部屋である。
高級幹部の病棟（制度の産物である。高級幹部とは師団以上、市、地区以上の職位にあるもの）は一人ひと部屋
したがって私は、隔離病棟を10%として計算したところ、武漢の大病院1619人の隔離病人を収容することができる。必要時、加護病棟、高級幹部病棟は隔離病人を収容できるよう改装することができる。私が20%として計算したところ、控えめに見ても隔離病人を倍増、3000人以上収容可能になる。
当時、中国の宣伝は、次の通り：100数十人が武漢で感染した、と。信じられない！最初からデマを飛ばした。現在もデマを飛ばし続けている。政治的発言ばかりである。したがって当時すでに少なくとも患者は数万人規模であったろう！また繰り返すであろうと、私は予測している。

1ヶ月以内の感染者が数万人、人から人へ感染するとしたらどのくらいの規模になるか？私は細菌、化学兵器については研究していない。しかし30年来の軍事研究者として、豊富な三防（NBC防護）に関する知識水準を持っている。1955年ソ連軍は本物の原子爆弾を爆発させ、核、生物、化学兵器環境下の大規模演習を行った。その時の演習を詳細に研究して欲しい。
したがって私は、1月20日に、結論として人から人へ感染し、規模は相当大きいと結論づけた。

1月21日から私は何度も日本政府に注意を促した。私のフェースブックを見て欲しい。私は自ら外務省の官員に対して私の意見を述べ、彼らが私の意見を聞いてくれるよう希望した。現在は公開されている。このフェースブックは外務省、情報部門、防衛省の官員の一部は見ている。これは公開されたものであり、皆が自分で調べている。秘密でも何でもない。

現在、私は次のように予測している：日本において、密集感染の可能性は極めて大きい。韓国においてすでに出現している。また一部の中国人は入ってくる。5月になっても疫病がコントロールできなければ、オリンピックはどうなるか？
単純な問題は次のとおり：貴方が香港にいようと、台湾にいようと、外国のどこに居ようと、中国人が行く場所に、貴方も行くことができますか？多くのタクシーは中国人を歓迎しない。マッサージ店やサウナ等の場所に行って、中国人がいるかどうか聞いて見たら良い。これが世界の現実である。私は今回予定より早く日本を離れた。私は当時トロントで受けたSARSの経験を思い出したからである。私はクエート、ヨルダンで入国を拒否された。
安倍政権は現在に至っても政策を変更していない。日本的頑固さである。結果はどうなるか？我々は継続して観察したい。